1年生福井市議の「疑惑の交遊録」
県内外に80人の被害者がいて集団訴訟の動きさえ出ている「勝山剣光堂」の刀剣横領事件。
次から次へと被害者が現れ、もはや社会問題の様相さえ呈しているが、この件に現職の福井市議が関与している可能性がある。
[4字削除]市議(48)である。
建築業ということになってはいるが、PTA活動やポランティア関連の知名度を活かして去年の選挙で初当選してきた新人だが、そのお得意のNPO絡みで、この事件の主役・勝山智充容疑者(48)と繫がっている。
勝山容疑者は2003年に「特定非営利活動法人EPO」というNPOを設立し認証されているのだが、その立ち上げの時から副理事長を務めているのが[2字削除]市議。
明道中の同級生とかのよしみらしいが、このNPO、お題目こそ「地球温暖化を阻止して全人類に寄与することを目的に・・・」とかのご大層な文言を並ベているが、勝山容疑者はここを隠れ蓑に刀剣をネット販売していた可能性がある。
ヤフーオークションに出品する際の主宰者に「EPO」の名前を使って信用を高めていたフシがある。
実際、今回の事件での県外被害者のほとんどはネット取引であり、この団体が犯罪に無関係だとは言い難い。
[2字削除]市議は、
「10年前に辞めていて、その後は選挙の時に一度会っただけ」と言うが、事務局長として募金活動を積極的に仕切っていた時期もあり「全く無関係」は通らない。
たとえこのNPOが事件に直接関与はしていなくても、5度も逮捕されるような人間と長年懇意にし、一緒にNPOを設立するような関係にあったこと自体、議員としては不適格である。
出典
「県内『黒議員』の事件ファイル」『北陸政界』平成29年新春号(2017年01月05日)57ページ
関連情報
- 詐欺師たちが隠れ蓑にする「NPO」と「肩書」< 「隣は詐欺師」――ついに来た「すぐそばに詐欺師」の時代 < 日経BPネット(夏原武)2014年08月07日 {wm}
- 勝山智充被告が見せる謎の証明書 < 勝山剣光堂ニュース(2018年08月24日)
- 勝山被告とNPOとインターネットオークション < 勝山剣光堂ニュース(2018年09月05日)
- NPO法人EPOのなぞなぞ < 勝山剣光堂ニュース(2018年09月15日)
- 勝山智充「博士」が植樹した場所 < 勝山剣光堂ニュース(2018年09月30日)
- 勝山智充「博士」の外遊に随行した人々< 勝山剣光堂ニュース(2018年10月03日)
- 環境運動家としての勝山智充被告 < 勝山剣光堂ニュース(2018年10月07日)
- NPOヒロバ(日本NPOセンター){wm}
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