勝山剣光堂のドメイン契約更新中
最高裁判所が勝山智充受刑者の上告棄却を決定したのは昨年8月29日。それを受けて勝山剣光堂のウェブサイトは「閉鎖」されました。そして勝山受刑者が金沢刑務所に収監されたのが昨年9月19日。それ以後、勝山受刑者は自由にインターネットにアクセスすることはできない状態にあると考えられるのですが、実は勝山受刑者の収監後である昨年10月15日に、勝山剣光堂のドメイン kenkodo.biz の Whois 情報が更新されています。ドメインの利用権は今年の11月9日まで有効となっていますが、おそらく勝山剣光堂の関係者が昨年10月15日に1年間の延長手続を行ったのでしょう。なお、NPO法人EPOのドメイン epo-npo.com は Whois 情報が昨年9月1日に更新されており、利用権は今年の10月1日まで有効となっています。
勝山智充受刑者が刑事裁判の被告人として福井刑務所の拘置区に勾留されていた時期に、不当な内容の催告書が勝山受刑者の名義で複数の被害者に送りつけられたことがありました。この事件は新聞でも報じられているのですが、一連の犯罪は勝山受刑者が単独で行ったものではなく、他に共犯者がいるということでしょう。まだ逮捕されていないその人物が、勝山受刑者の名前を使って、あるいは勝山受刑者として詐欺を働く場合があるということだと思います。
閉鎖されたはずの勝山剣光堂のサイトには、勝山智充受刑者の叔父である勝山捷容氏の運営する工房が「健全営業を続けております」「今後ともご愛顧のほど、よろしくお願い申し上げます」と書かれています。ところが捷容氏は昨年の10月17日に他界しているのです。そしてサイトの右下には BBS と書かれた小さなリンクがあり、そこをクリックすると捷容氏に対する誹謗中傷が表示されるようになっています。一連の事件の真犯人は捷容氏であり、智充受刑者は陰の実力者である捷容氏によって犯人に仕立て上げられたとする内容ですが、その根拠は何も示されていません。ただ、そういうストーリーが汚い言葉で書かれているだけです。少し前まで勝山剣光堂の契約条項には「品格に乏しい者らには、美術刀剣に相応しい品格と人格を得て頂けるように、必要に応じて厳しく叱責する場合がある」などと書かれていたのですが、著しく品格を欠いた虚妄を今なおネットを通じて垂れ流し続けているのは勝山剣光堂の方でしょう。単なる叱責では済まされないところにまで来ていることが、いまだ同社の関係者には自覚できていないようです。
勝山捷容氏は最近では2018年8月に福井市立郷土歴史博物館で開催された歴史体験講座の講師を務めたほか、同年11月には「伝統技術を担う職人としての功績が顕著」として福井市文化奨励賞を受賞しています。また、勝山智充受刑者が詐称する肩書には捷容氏に属するものが相当数、含まれていることが判明しているのですが、この期に及んで、まだ死屍に鞭打つ勝山剣光堂の異常性には、あきれてものも言えません。もうしばらくすると智充受刑者は釈放されることになるのでしょうが、戻る場所が虚言と窃盗を当たり前とする環境なのだとすれば、更生が可能かどうかは大いに疑問とすべきでしょう。

関連情報
- Twitter(福井市立郷土歴史博物館、2018年08月18日 16時57分){at}
- 平成30年 福井市文化奨励賞受賞者の紹介 < 文化振興 < 文化 < 観光・イベント < 福井市(2019年11月06日){at, wg, wm}
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