江戸幕府によって封印された幻の名刀を勝山剣光堂が販売か?
一連の事件で逮捕される以前の勝山智充被告に取材をして書かれた記事が、とあるブログに掲載されています。まずは、そちらをご覧ください。
さて、現在の福井県嶺北地域にほぼ相当する越前国に越前康継という刀工がいました。そのことは江戸幕府の機密事項でも何でもありません。作った刀の茎に葵の紋を切ることを許され、その名を子孫が受け継ぎ、幕末までの九代が幕府の御用鍛冶を務めています。ところが勝山智充被告は、その歴史的事実には一切触れていないのです。厳重なセキュリティーによって封印したい事情が勝山幕府にはあったのでしょうか?
「分かっているだけでも600人いた越前刀鍛冶集団」としつつも「表舞台にでる事は一切なく研究材料としての文献は皆無に等し」いと言っており、それでどうすれば600人という具体的な数字が出てくるのか、まったくの謎です。にもかかわらず、そのことを知らないのは地元福井の人ばかりで、県外には知られており、その刀を買いに遠路はるばる勝山剣光堂を訪れる人がいるのだとか。この話の聞き手となった地元福井の人は「学校の郷土の歴史からも消されている歴史」と驚きを隠せない様子ですが、その背後には福井県教育委員会はもちろん、日本政府、下手をするとロスチャイルド財閥、果てはイルミナティにまでさかのぼる陰謀があると言わんばかりの話です ── 福井県民は闇の支配者によってマインドコントロールされているのです! それに立ち向かうべく真実の歴史を公開した伝統文化の継承者・勝山智充刀職の運命やいかに?
信じるも信じないも、あなた次第といったところですが、勝山智充被告が、どんな話をしながら康継の贋作を売り込んでいたのかを示す資料となるものでしょう。その作者が600人以上いるというのは、贋作の数が余りに多すぎて、すべてを康継のものにするには無理があったということだと思います。そして、作り話の信憑性を高めるには「ここだけの話ですが」と言って陰謀論に発展させるのが手っ取り早いのです。
勝山剣光堂事件の控訴審 判決公判が明日28日、名古屋高等裁判所金沢支部で午前10時に開廷します。事前に申し込まなくても傍聴することができます。詳しくは最高裁判所事務総局が発行する『法廷ガイド』をご覧ください。
注
- 福井の歴史から封印された、将軍家より葵紋の使用を許された越前刀工と刀鍛冶集団の歴史。< フクブクロ。< ホテル京福 福井駅前(2012年09月06日)
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